通院、施術法、検査について説明します。
施術をお受けになる際の参考にしていただけると幸いです。

とても大事なこと
痛くなった、調子が悪くなったなどの場合、はじめに
- ガン、感染症、リウマチなど病気の除外(除外診断)
- 組織損傷(けがの状態や構造問題)の確認
を行うことが、とても大事になります。
※整骨院などの民間療法では、画像検査・血液検査・神経伝導検査などは行えません。
通院について
かねた整骨院は一般的な整骨院とは異なり、週に何回も通院していただく必要はありません。
症状や生活習慣など様々な要因により、回復の仕方は一人一人異なりますので、一緒に最適な方法を考えましょう。
施術について
痛みや不調があるとき、おおまかに
- 末梢神経(受容器)が発痛物質(炎症もしくは組織酸欠・血流不足)で刺激されている(侵害受容性疼痛)
- 神経そのものがダメージを受けている(神経障害性疼痛)
- 病気や怪我は治っているけど脳が勝手に痛みを感じている(痛覚変調性疼痛)
というパターンがあります。

施術をするときは、
- どのパターンなのか
- どんな要因でそのパターンになっているか
を探すことが必要になります。

そして、急性痛なら筋肉・靭帯や腱など結合組織・骨の回復過程に照らし合わせ適切な施術を施し、慢性痛であれば、筋肉や関節などにもアプローチしながら、脳・自律神経・考え方の癖などへのアプローチも行います。
例えば、炎症が起こってる場合は、病気が原因か、怪我であればどの程度組織がダメージを受けているか、組織酸欠・血流不足なら、姿勢や身体のバランスはどうか、自律神経系はどうなのかなどを考えていきます。

施術法について
▼徒手療法
かねた整骨院で行っている、手による揉みほぐし・トリガーポイント療法・筋膜リリース・ストレッチ・各種整体法といった徒手療法は、筋肉や皮膚を介して末梢神経に刺激を加えることで、脳をはじめとしたカラダに元々備わっている回復システムの働きを促す作用があります。
鎮痛・血流改善・発痛物質や老廃物を洗い流す・筋肉や関節の調整・自律神経バランスの調整

▼温熱療法
カラダを温めることで、徒手療法で得られる効果を促す作用があります。
鎮痛・血流改善・発痛物質や老廃物を洗い流す・自律神経バランスの調整

▼マイクロカレント療法
マイクロカレント療法は、近年、日本でもスポーツ分野のコンディショニングにも使われるようになってきた、電気刺激を感じない微弱な電流で組織回復を促す物理療法です。
組織回復が促進される仕組みは解明されていませんが、骨折、脱臼、打撲、捻挫、肉離れ、筋肉痛(遅発性筋痛)といった急性痛に効果的であることが研究で分かってきています。
鎮痛・組織回復促進

▼エクササイズサポート
痛みや不調からの回復に運動(エクササイズ)は欠かせません。
心身の状況に合わせて手軽にできるストレッチなどのエクササイズをお伝えします。
鎮痛・血流改善・脊椎や関節の可動域改善・自律神経バランスの調整・筋バランスの調整

検査について
▼筋骨格系のテスト
ある特定の動きを行っていもらい、姿勢や頚椎・胸椎・腰椎・骨盤・各関節・筋肉の柔軟性と動きの状態を確認していきます。
▼バランスのテスト
主に眼球運動(パスート/サッケード・VOR)を活用し、姿勢や脳と身体のつながりとバランスの状態を確認していきます。
▼神経の検査
神経障害性疼痛が疑われる場合に行われる神経学的検査は当院では行えません。必要に応じて医療機関をご紹介いたします。
