偏桃体

Fileその13【偏桃体】

・情動と本能行動の行動中枢

・怒り、悲しみ、嫌悪、驚き、恐怖、幸福という万国共通の6つの情動喚起のプロセスに関わる最重要領域。

・各種の感覚性入力→記憶情報に基づいて→快・不快などの生物学的評価を行う→評価に従って自律神経系、内分泌系の調整、姿勢や表情の変化などの指令をだす。

・基底外側核(BLA)と中心核(CeA)で構成→内部で結合→視床下部や中脳中心灰白質に繊維を送る。

・中心核の約78%のニューロンは下肢への侵害刺激によって興奮

・中心核外側外包部は侵害受容性偏桃体とも呼ばれている→痛みと不快情報を結びつける役割

・痛みの情動的側面に関与

・侵害受容情報をこれまでに記憶された情報と照合→負の情報(不快感、恐怖、怒り、不安など)として評価→負の情動行動情報(闘争・逃走反応、フリージング:すくみ状態)を出力

・体性痛はBLA→CeAに情報

・内臓痛は直接CeA

・偏桃体のシナプス興奮性が高まれば、侵害刺激がなくても慢性痛の症状を示す

・痛みを有害と思う人は活動が高い

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

痛みの勉強file

前の記事

大脳辺縁系
痛みの勉強file

次の記事

関連痛