マイクロカレント療法は電気治療の1つで

  • 電気刺激を感じない微弱な電流
  • 損傷した筋肉や関節の回復を早める

特徴があります。

近年、日本でもスポーツ分野のコンディショニングケアにも使われるようになってきました。

マイクロカレント療法
早く治る仕組み

マイクロカレントがなぜ組織回復に効果があるのか、ハッキリとした仕組みは分かっていませんが

  • ATP合成やタンパク質合成を促進させる
  • 生理学的機能を促進し損傷回復に必要な細胞の集積が促される

などと言われています

エビデンス

マイクロカレント療法の最近のエビデンスとしては

論文 Efficacy of microcurrent therapy for treatment of acute knee pain: A randomized double-blinded controlled clinical trial (Lawson, Daryl, et al. “Efficacy of microcurrent therapy for treatment of acute knee pain: A randomized double-blinded controlled clinical trial.” Clinical rehabilitation 35.3 (2021): 390-398.)

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33095658/

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33095658

があります。

これは、

  • 急性膝関節の人52名に
  • 治療を受ける側も治療を施す側も、本物の治療器か偽物の治療器かが分からない状態で
  • 治療群には本物(マイクロカレント)、対照群には偽物(プラセボ)の治療器をつけてもらい
  • 4週間実験したら
  • マイクロカレント療法はちゃんと痛みが軽減したよ

という研究になります。

今後、どのような研究が行われ、どのような結果がでるかは分かりませんが、いまのところは急性痛には効果がありそうです。

マイクロカレント療法の治療対象

骨折、脱臼、捻挫、打撲、肉離れ、筋肉痛などの急性外傷