不必要な筋肉の働きをなくすことは大事なこと~からだに教えてもらう~
昨晩、栗本さんのコンディショニングレッスンを受けた後から「目の体操」を行っています。
患者さんの施術では身体の不具合を改善させるために「目の調整」を取り入れることがありますが、僕自身、ここまでしっかり「目の運動・感覚(それにつながる身体の運動・感覚)」と向き合ったことはなかったなぁ。
もともと左目は右目より視力が悪く、眼球は上下・左右・斜め共に動きに制限があります。
視力が悪いのは、網膜・水晶体・角膜(※僕は乱視でもあるので)の問題なので、その部分を改善させるしかないのですが、「眼球の動きの悪さ」は上下・左右・斜めに動かすそれぞれの神経にトラブルがない限り、単純に「筋肉の働きの制限」です。
眼球の動きに関与する筋肉と神経はそれぞれ
上・・・上直筋と動眼神経
下・・・下直筋と動眼神経
右・・・内側直筋と動眼神経
左・・・外側直筋と外転神経
上斜め・・・上斜筋と滑車神経
下斜め・・・下斜筋と動眼神経
となっています。
昨晩寝る前と今朝の体操では、眼球の動きに変化は感じませんでした。
ですが、昼過ぎに目の体操をしていて眼球の動きを確かめようと上・左に動かしたとき、急に、感覚でいうと前頭骨~蝶形骨と目の奥に響くような激痛が走りました。
頭に響く痛みに戸惑いながらも、「あぁ、上直筋と外側直筋の短縮痛からの関連痛ね。眼球動かす筋肉の関連痛ってこう響くんだなぁ」と新たな発見にワクワクしました(笑)
ほんの数秒(体感で20秒くらい)で痛みは治まり、その後30分ほど目を休ませたあと目を開けゆっくり動かしてみたら、かなり動きはラクになり、左目で感じる光も明るくなり、視野も広がりスッキリしていました。
首や体幹、上肢の動きもスムーズになり、左大胸筋の筋肉痛が軽くなっていました。
この体操を続けることによって、目だけではなく身体にも色々な変化が出てくると思いますが、「不必要な筋肉の働きや緊張をなくすことはとても大事なこと」だと改めて腑に落ちました。
子どもの目の問題や視力の悪さにも、この「目の運動感覚学習」が関係していることでしょう。
「からだに教えてもらう」
「からだに問う」
いくつになっても、からだ育ては愉しいですね。