骨盤・背骨・胸骨の動きや位置を重力も感じながら重力を味方にして整え直す
からだの動きを観察していると、骨盤・背骨・胸骨の動きの連動が、手足の動きに繋がっていることがわかります。
「そんな当たり前のこと何をいまさら」と思われるかもしれませんが、意外と身体の連動を忘れて手足の動きだけを意識して動かそうとしている人が多いです。
骨盤・背骨・胸骨からの連動を忘れて手足を動かすと、手足に余分な力が加わったり、動きが上手く伝わらないので、「ちゃんと使えていない」状態になります。(※筋肉が負傷しているなどの理由で筋肉が上手く動いていないことを除く)
そのままの状態で手足を使うことを繰り返すと、こわばり過ぎたり弛みすぎたり、捻じれたりすることで運動のぎこちなさが目立ってきます。 そして、その運動のぎこちなさが骨盤・背骨・胸骨の動きに影響を及ぼし、からだの不調を引き起こすようになります。
この悪循環から抜け出すためには、手足の土台から整えていく方法も有効ですが、やはり骨盤・背骨・胸骨の動きや位置を整え直すことが大切になります。
胸骨が肋骨や鎖骨を通じて背骨や肩甲骨と繋がっていること、背骨一つ一つの動き、骨盤との関係性。 一番の外力である重力も感じながら、その影響や、蝶形骨など頭の骨との連動性も考えていくことが大切です。
手足を育てたい、首が持ちあがらない、子供の発達を促すためには、もう少し細かく骨盤・背骨・胸骨を認識し使えるようになるための遊びが良いと思います。
柔道スポ少で子供たちをみていると、仰向けやうつ伏せでの寝ころびや前転・後転などのスタンダードな運動をもっと丁寧に重力を感じながら行えば良いと思います。
「背骨が育ってきたぞ!!」からさらに育てる。 身体を連動して動かせるようにしていく(感覚器の刺激)→脳→運動器(連動して動くようになっていく)
腰痛など身体の不調の場合も同じです。