意識は傍観者である 脳の知られざる営み

書方箋25

【書籍名】

意識は傍観者である 脳の知られざる営み

【著者・訳者】

デイヴィッド・イーグルマン 著 大田 直子 訳

「人の思考や行動は意識のあずかりしらない脳の活動で決まる」
私たちが普段意識的にやること、考えること、感じること、見ることそして時間感覚までもが、私たち自身の脳の活動によって決まってることを、当時の最新脳科学を基に書かれています。
「自分の事を今よりも知りたい!!」思うとき、やはり脳を無視することはできないことを、改めて教えてくれる素敵な一冊です。

私は個人的に自分を知るためには自分と向き合うとこ、つまり「内観」が必要だと思っています。

ですが、ニューロンの活動に対するアクセス権がないばかりか、アクセスを拒否られる場合もあることが内観を邪魔するらしいのです。

それならば、「アクセスするという概念」を取り払えばいいのではないだろうか?

といっても、意識的に左脳を機能停止状態することは不可能。

ならば、右脳での処理に重点がおけるような状態を意図的にとり、その情報に意味を与えるような左脳の働きを意識的に無視するのはどうだろうか。

見える物を物と意識せず、聞こえる音を音と意識せず、「ただそこにいる」という状態をつくりだすことができれば、今より上手に内観できるのではないだろうか。

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