EBMとNBM 【民間療法を提供している者が考えていかなければならないこと】
こんにちは。
かねた整骨院の金田です。
今回は、私のように、「民間療法を提供している者が考えていかなければならないこと」について書きます。
NBMとEBM
NBM(Narrative-Based Medicine)というのは、患者さんや、その家族に、「どんな背景があるのか?」などをしっかり考えながら行う医療です。
全人的(身体的、精神・心理的、社会的)にアプローチしていこうとする臨床手法ですね。
対話(ダイアローグ)がとても大事ということだと思ってます。
EBM(Evidence-Based Medicine)というのは、科学的根拠(エビデンス)に基づいた医療です。
治療のリスクやベネフィットなど、研究で分かったデータを活用する手法ですね。
EBMとNBMを活用し、患者さん(クライアントさん)の状況に合わせて、必要な技法を選択していく統合的な治療が大事ってことです。
個人的に信頼できない施術家
私のように、整骨や整体などの民間療法を提供している治療院などでは、私が知ってる範囲だと、統合的な施術を提供している方は少数で、EBMもNBMも無視した独自理論のみの施術を行っている人がとても多いです。
人体のことも痛みの仕組みも、すべてが解明された訳ではありませんし、動物実験が出来ないなどの理由で、体系的な研究ができていないから、臨床現場での体験でしかない治療もあることは確かです。
でも、やはり僕的には
- ○○するだけで痩せる
- ○○揉めば妊娠する
- ○○すれば慢性腰痛は治る
などといった、「科学を無視したドンデモ理論な施術」を提供している人たちを信頼できません。
大事なのは「患者さん(クライアントさん)中心」であること
僕的に、「あ~、あの人、完全に科学を無視したトンデモ理論な施術を提供してるなぁ(インチキ療法:クワッカリー)」と思う施術を受けている人を批判はしません。
もしかしたら、僕からみたら詐欺的治療であっても高額な商品でも、それを活用することで望みが叶うかもしれないですし。
命にかかわるものでなければ、騙されてから気づくのもありだと思ってます。
いずれにせよ大事なのは「患者さん(クライアントさん)中心」であることです。
僕たち柔道整復師・整体師も、EBMとNBMを活用しながら、患者さん(クライアントさん)の状況に合わせて、必要な技法を選択していく、統合的な民間療法を提供していけるようになっていくことが、これからもっと大事になってくると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!!