中間痛 女性特有の痛みその2
こんにちは。
金田です。
かねた整骨院のブログへようこそ。
今回は、女性特有の痛みその2「排卵痛(中間痛)」についてになります。
排卵痛(中間痛)とは
排卵痛とは、女性が排卵期前後に感じる腹痛のことです。
月経周期の中間(13~15日付近)に出現するため、中間痛ともいわれています。
排卵痛(中間痛)の仕組み
排卵の仕組みは
- 卵巣内で原始卵胞が排卵に向けて発達を開始
- 排卵期になると、卵巣表面に卵胞が移動し、卵胞と卵巣の表面の膜を破り排卵が起こる
になります。
排卵痛は通常、
- 卵胞と卵巣の表面の膜を破る痛み
- 腹腔内に卵子が放出される際の少量の出血による刺激
により引き起こされます。
ですが、子宮に基礎疾患(子宮内膜症など)がある場合には、排卵時のホルモンバランスの変化により子宮が刺激されて痛みが出る場合もあると言われています。
症状その1
排卵痛(中間痛)の正常な症状としては
- 下腹部(あるいは片側の下腹部)や恥骨部分のそれほど強くない痛み
- 下腹部に瞬間的な刺す痛みあるいは痙攣性の痛みが感じることもある
- 通常、数時間(2~3時間)から数日(1~2日)続くことが多い
- 毎月、一側腸骨窩の同一部位に痛みを感じたり、左右交代に現れたり、下腹部全体に痛みを感じるなど個人差がある強く自覚する人もいれば、全く無症状の人もいる
- しばしば出血(中間期出血)を伴う
と言われています
症状その2
正常な症状以外にも
- 痛みがいつも同じ側にあれば、一側にだけ卵巣が残っている場合を除いて、排卵が痛みの直接的な原因になっておらず、卵管留水腫や子宮内膜症の可能性がある
- 左右の腸骨窩に交互に現れる痛みでは、排卵に伴う卵巣出血による可能性がある
- 卵巣周囲炎があり、成熟したグラーフ卵創の膨張が妨げられて起こる痛みもある
などもあります。
かねた整骨院では何ができるのか?
排卵痛に関しては、その仕組みを見る限り、民間療法でどうこうできる痛みではにように思います。
ただ、痛みに敏感になっていたり、身体の中に元々備わっている鎮痛システムの働きが弱くなっている場合も考えられるので月経痛同様、患者さん自ら
- 生活習慣の見直し
- 睡眠の確保
- 適度な運動
- 食事に見直し
などのセルフマネジメントを行うことが大事だと思います。
そのうえで、温める、揉みほぐすなどで痛みが楽になるようであれば、ご自身の体調に合わせて活用するといいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。