「からだからの刺激で神経を育てる」ことは胎児のうちからやってることです
「これまでのように発達しなくなっている」という意味で使った、「developmental disorder」という言葉が、国連でのやりとり後、日本で紹介される際、そして、最終所見が翻訳される際に精神科学会が「発達障害」と訳した。
この、「developmental disorder」が「発達障害」と訳されてしまったことが、日本の医学や教育現場に混乱を招く始まりになったと考えてる。
今後は、それぞれ適切な日本語訳を当てる努力が必要だ。
と、「発達障害という言葉が招く混乱」という記事の中で話しているのは、「子供のからだのおかしさ」を調べていた、教育生理学の正木健雄先生。
その、
・背中ぐにゃ
・授業中にじっとしていられない
・アレルギー
など「子どものからだのおかしさ」を調査したものの最新版が「子どものからだ調査2015」
この調査の考察に、
「・・・・多様化,深刻化の一途を辿る“からだ のおかしさ”も,各事象から予想される問題(実 体),あるいは,その問題(実体)と関連するからだの機能というレベルまで遡って議論を進め ると,これまでの調査同様,問題が無限に存在するというわけではない様子も窺える.すなわち、多くの事象は前頭葉機能、自律神経機能、 睡眠・覚醒機能といった“神経系”の問題とまとめることができるのである.」
と書かれています。
発達障害がDSM-Ⅴでは「Neurodevelopmental disorders」神経発達障害、つまり、「神経(子どものからだ)がこれまでのように発達しなくなっている」とされました。
とうことは、神経を育てれ(育て直せ)ば、子どものからだは発達するということになります。
「からだからの刺激で神経を育てる」ことは胎児のうちからやってることです。
生まれてからも、ヒトという生物は、死ぬまで、からだから刺激をいれることで神経を育て、脳とからだのコミュニケーションをとりながら成長、発達していきます。
僕たちが死ぬまで成長・発達していくことを多くの方が知れば、developmental disorderなんて言葉もなくなるでしょう。
発達障害は神経発達障害であり「治る」ことが分かれば、Neurodevelopmental disordersという言葉も必要なくなるのではないでしょうか。
これからも「身体を育てる」そして「子育て」を忘れずに施術等の活動していきます。