痛みの悪循環
Fileその19【痛みの悪循環】
痛覚受容器(侵害受容器)で発生した電気信号は、痛みを伝える神経線維を通り、脊髄を通過し、脳に到達します。
脊髄や脳は、電気信号が入力されると反射的に筋肉や血管を収縮させます。
ついでに副腎も収縮させ、それも血管収縮につながります。
痛みは運動神経(体性神経)だけでなく、心身を緊張させる交感神経系にも影響を及ぼし、自律神経のバランスを崩します。
骨格筋や内臓の平滑筋の緊張を亢進させ、血液の流れを悪くし、組織の酸素欠乏を引き起こします。
その結果、痛みなど不快な症状を悪化させます