トリガーポイント療法
こんにちは。
かねた整骨院の金田です。
今回は、かねた整骨院の徒手療法の基本である「トリガーポイント療法」について書きます。
トリガーポイントとは
かねた整骨院で行ってる徒手療法(手による揉みほぐし)の基本は「トリガーポイント療法」です。
トリガーポイントというのは、痛みやこりをはじめ、いわゆる神経痛(神経障害性疼痛ではない)や自律神経症状などの心身の不調と関係している「筋肉の強いこり」のことです。
少し専門的に説明すると、痛みやこりなどの不調でお悩みの方には、図のように、正常な筋肉のなかに索状硬結という、緊張した紐状の筋肉のこりがあることがほとんどです。
この索状硬結を指や手で刺激すると「あ!それそれ!私の悪いところはそれだ!!(認知覚)」という、症状が再現されたり、調子が悪いところに触ってもらってる感覚が出る場所があり、それがトリガーポイント(調子の悪さの引き金)と呼ばれている部分です。
トリガーポイントには認知覚以外に
- 自律神経反応を引き起こすことがある
- 優しく触られただけでめちゃめちゃ痛いことがある
- 関連痛(放散痛)が出ることが多い
という特徴があります。
トリガーポイント療法とは
このような特徴のあるトリガーポイントに対して、
- 優しく触れたり
- 優しくほぐしたり
- 患者さんの要望によって強めの刺激を加えたり
など、「患者さんの心身の状態と症状に応じて」加える刺激を変えながらアプローチしていくのがトリガーポイント療法です。
トリガーポイント療法を基本に
このトリガーポイント療法を基本としながら、
- ストレッチ
- 運動療法(エクササイズ)の指導
- 各種整体法
- 気の調整
などを組み合わせて徒手療法を行っています。
徒手療法以外には、
- 科学的根拠のある情報の提供
- 痛みの仕組みや生理学などに基づいた説明
- 悩みや困りごとなどのお話を聞く
- 脳・身体・自律神経とストレスやトラウマとの関係の説明(コレモ)
- 思考の癖(非現実的な自動思考パターン)の話
- リフレーミングの話
などを行っています。
提供する施術のバランス
我々、民間療法を提供している施術家にありがちなのが、「全く根拠のない情報で患者さんを混乱させる」「独自理論だけで施術している」があります。
他の人たちがどう思ってるかは分かりませんが、私は、「それ、やっちゃダメだよね」と考えています。
科学で説明できない現象はとても多いし、私自身も施術を通じてそのような現象を体験しているので色々驚かされますが、科学、根拠、生理学など、これまでの研究で分かってきていることを無視した施術は、患者さんにも地域医療にも不利益を与える危険な行為だと考えています。
バランスが大事ですね。
かねた整骨院では、トリガーポイントを基本にしながら、これからもバランスのよい施術を提供していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました!!
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