肩こりその2【どう対処するか】
こんにちは。
かねた整骨院の金田 隆佳です。
前回は、
・肩こりとは、日本独特の表現である
・肩こりは肩こりである
・原疾患が不明な原発性(一次性)の肩こりが私たちを悩ませる肩こりである
・複雑な肩こりは慢性痛(慢性疼痛)である
ということを書きました。
今回は、「肩こりにどう対処すればいいのか」をお伝えしていきます。
単純な肩こりの場合
まずは、「しっかりと身体をみていく」ことが大事です。
私の施術経験上ですが、最低でも
・古傷
・体のゆがみ
・背骨、肩甲骨、骨盤の動き
・手足の動き
・重心
・ストレス
・自律神経
に着目することが大事だと感じています。
例えば、古傷ですが、若いころに足首を捻挫して靭帯がゆるんでるとか、帝王切開で出産したり、腰の手術を受けていたりする人は、無意識領域でその古傷をかばうことで身体のバランスが崩れ歪み、最終的に首や肩など肩こり領域の筋肉に負担がかかり、肩こりになっていることもあります。
それは、背骨や手足の動きの悪さや重心とも関係しています。
このように、身体をしっかりみていくことで、改善されなかった肩こりが楽になることもあります。
筋筋膜性疼痛という考え方
上記にあげた部分も大事ですが、「筋筋膜性疼痛」という考え方があることも知っておくと、肩こりの改善につながりやすいと思います。
筋筋膜性疼痛にかんしてこちらに書いてますので参考にしていただければと思います。
トリガーポイントにかんしてはこちらになります。
慢性化した肩こりの場合
身体をしっかりみて、色々なアプローチをしても効果が現れない肩こりの場合は、慢性腰痛と同じく「慢性痛」の可能性が大きいです。
その場合は、
・身体のケアする
・思考の癖を修正する
・生活習慣を見直し変えていく
ことが大切です。
慢性痛の人ほど、身体に構造上の問題をみつけようとし、無理にこじつけそこを治そうと頑張る傾向が強いように感じています。
考え方の癖、食事、酒、たばこ、運動、睡眠などの生活習慣、脳、心、自律神経、ストレスなど多方面からのアプローチが必要となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。